福島県職業能力協会技能検定試験会場の提供と試験官の派遣を実施しました。
義肢や装具の製造にあたる人々の技術力向上を図るため毎年技能士の検定試験が行われていますが、本年は東北・北海道地域を対象として、義肢1級、義肢2級、装具2級の各検定試験が行われました。私どもの施設を会場として提供し、また、試験官3名を派遣しました。技術力向上は直接対象者様の日常生活に影響を与えます。業務に携わる皆様には、確たる技術を身に着けていただきたいと念願しています。
福島市内の特別養護老人ホームに歩行器を寄贈しました。
福島市内で保護された方の支援をするにあたり、医療や介護では適用できる制度がないため、私どもに相談があり、所得がない方向けとして歩行器を市内の特別養護老人ホームに1台寄贈しました。
寄贈した歩行器の同形器です
福島市内の児童養護施設様にブルーベリーの苗の寄贈と植樹を行いました。
施設で生活している児童・生徒の皆さんが植物のお世話をすることで、自然と親しみ、ブルーベリーとともに成長してくれることを願い、ブルーベリーの苗50本を寄贈し、施設の一角にブルーベリー畑を施設の子供たちと一緒に作りました。
石原理事、渡辺理事、早坂評議員、情野勝廣(義肢装具士)、施設職員の皆さん、児童生徒の皆さん。
畝を作り植える間隔を設定しています。
植えた苗に添え木をしています。
だいたい植え終わりました。
子供たちと一緒に撮った写真もあるのですが、プライバシーと児童保護の観点から掲載することができずお年寄りの写真ばかりで恐縮です。
郡山市社会福祉協議会主催の「ファミリーフェスタ」ブース出展しました。
包摂社会の実現に向けて〜ハンディキャップ体験コーナー
模擬義足等を実際に着用しハンディキャップを体験することにより、障がいに対する理解を深め、包摂社会の実現に向けた一助とする。
石原理事 小林友幸(義肢装具士) 伊藤隆(義肢装具士) 白岩開人(義肢装具士) 以上4名
日立市立多賀中学校での「職業人の話を聞く会」に講師を派遣しました。
白岩開人(義肢装具士)
ゆとり教育はなくなり大変良かったと思っていますが、ゆとり教育の最大の成果はキャリア教育であったと考えています。なんとなく高校に進学して偏差値を基準に進学する学校を選択する。そんなつまらない進路選択ではなく、多くの機会を社会から得て、様々な職業や社会人に触れることにより、自分の進路を選択できる、進路を選択するチャンスが与えられる。とても素晴らしいことだと思っています。私たちの法人にも講師派遣の依頼があったときに、これからの地域社会を盛り上げてくれる若い生徒さんたちに私たちの業界を紹介する、私たち自身にとってのチャンスでもあり、学生さんたちに対して社会とは何か、職業を持つということはどういうことなのかお伝えしたいと考え講師派遣を受け入れました。
以上をしっかりと伝えて、仕事をすることの素晴らしさを認識してもらうことに力点を置く講義をするよう、打ち合わせを行いました。
講義をする白岩君
実際の講義風景や雰囲気はこちらです。
http://www.city.hitachi.lg.jp/taga-j/006/p055689.html
福島市御山町会に介護型車いす2台を寄贈しました。
福島市御山町では高齢化・過疎化が進みつつあり、町会活動においても自力では参加できない高齢者が増え、町内で老々介護の現状あり、町会より車いす購入の相談があった。
東日本大震災時、行方が分からなくなったお年寄りや、逃げ遅れた高齢者の独居世帯が存在したこともあり、緊急時の対応も考慮に入れ、また、日常の町会活動に一人でも多くの高齢者が参加できる環境を作ることは十分に社会に貢献することであり、車いす購入の相談があったときに寄贈することにしました。贈呈式まで行っていただき、早速、町会の防災訓練でも活用していただきました。
石原理事
学校法人石川義塾 石川高等学校の学生さんの施設見学受け入れを行いました。
石川高等学校より依頼を受け、新潟医療福祉大学への推薦入学を希望されている学生さんに対し、キャリア教育の一環として補装具製作についての基本的知識の伝達、ならびに施設見学、補装具製作の実際を指導しました。これは、福島県内に優秀な義肢装具士が増えることにより、長期的には包摂社会が実現されることにつながるものと判断し受け入れました。なお、見学に来てくれた学生さんは見事推薦入試に合格しました。
高平正美事務長(義肢装具士)
会津若松市役所より依頼を受け、市役所に奉職を希望している学生さんたちの、社会福祉実習生見学受け入れを行いました。
将来、行政マンとして、地域住民の不安や悩みに直接かかわるであろう若人に、障害を持った人々に気持ちを理解して頂くとともに、障がい者が社会生活を営む上で必要とする機材について知識を持っていただくことで、見学に参加してくれた学生さんたちが、将来行政マンになったときに、より障がい者の視線で接して頂けるよう、その素地を作るお手伝いをすることにより、地域社会に貢献すること。
健常者が装着できる、模擬義足とハンディキャップ体験キッドを用意し、装着してもらい、義足の扱いの難しさについて学んでもらい、障がい者の皆さんの精神力の強さ、健常者に近づけるようにするための努力を知ってもらいました。また、私たちが日々接している中で注意していること、コミュニケーションや共感する気持などをお伝えしました。
今野祥文会津出張所長(義肢装具士) 小林友幸(義肢装具士)
北海道ハイテクノロジー専門学校が行うキャリア教育に協力し、臨床実習性の受け入れを行いました。
保健医療にかかわる職業人として、医療人としての役割を理解し、医療スタッフと連携したチーム医療の一員として社会貢献できる知識・技術・人間性を養うこと。
臨床実習性を受け入れることにより、人材不足が懸念される福祉・医療分野に高度な知識と技術を擁した有為の人材を育成する一助となることにより、長期的に社会に貢献すること。
3名の実習指導者を配置しました。学校より依頼のあった内容に沿って、実習カリキュラムを編成しました。学校より依頼のあった評価指標の内容に沿って、評価を行いました。